英検の作文書き方:①前提、②両方の立場、③自分にとっての書きやすさ

先日、英検準2級の作文の書き方について、中高生の皆さんと一緒に考えてみました。

今日は、生徒の皆さんとの話し合いを例に、そのポイントのいくつかをご紹介します。

例として準2級の予想問題を使用していますが、今回述べる ステップ①~③の方法は、準2級以上の級にも使用できます

 

準2級(作文)予想問題

「将来、もっと多くの人たちが日本を訪れると思いますか?」

この予想問題は、こちらから選びました → リンク

ステップ① 前提を確認する(問題をしっかり読む)

なぜ、「前提を確認する」ことが必要なのでしょうか。

問題文中の「もっと多くの人たち」を「具体的にどんな人たちなのか」を考えずに、書き出してしまう場合があるからです。

ここでは、問題文にははっきり書いてありませんが、「訪日外国人」を指してします。

ステップ② 両方の立場で考えてから、自分の意見を決める

この例題でいうと、「訪れると思う」「訪れると思わない」両方の立場で、それぞれの「理由」を考えてみるのです。

練習の段階で考える「理由」は多ければ多いほど良いでしょう。どんな小さな理由でも、とにかく「数多く」考えます。

このような「数の蓄積」が、本番での1分、2分を節約するのです。

この「数多くの理由を考える」練習をたくさんしておくと、本番で書くネタに困らないから、作文がとても速く、かつ、内容的にも説得力のある良いものが書けるようになります。

「訪れると思う」の理由として、中高生の皆さんから出た意見です。

  • 「日本は清潔だから」
  • 「新幹線に乗りたい人が来るから」
  • 「日本のハイテク技術に興味があるから」
  • 「茶道をやってみたいから」
  • 「日本食を食べてみたいから」
  • 「外国人は書道をやってみたいから」
  • 「外国人は漢字に興味があるから」
  • 「日本のお寺や神社に行ってみたいから」
  • 「日本のアニメに興味があるから」 など多数

 

逆に、「訪れないと思う」の理由として出た意見です。

  • 「他にも魅力的な国がたくさんあるから」
  • 「日本に悪いイメージを持っている人もいるから」

こちらは、以上の2つのみでした。

 

このように、両方の立場を考え終えた段階で、自分が「訪れると思う」「訪れないと思う」の、どちらの意見をとるかを決めます。

 

ステップ③ 「自分にとって書きやすい」2つの理由を選ぶ

例えば、ステップ②で自分の意見を「訪れると思う」に決めたとしましょう。次に、先ほど挙げた理由の中から「自分にとって書きやすい」2つを選びます。

例えば、「テレビで、漢字が印刷されたTシャツを着た外国人を見たことがある」なら、「外国人は漢字に興味があるから」を選べますね。

また、「修学旅行に行ったら、京都のお寺に外国人がたくさんいてびっくりした」なら、「日本のお寺や神社に行ってみたいから」が選びやすいでしょう。

少しでも、自分が聞いたことがある、見たことがある、読んだことがあることを活かしましょう。

自分が見たり聞いたり体験したことに関連した理由を選んで書くと、作文に「個性=深み」が生まれます。それは、読み手に必ず伝わります。

普段から、新聞、本、雑誌を読む、大人の人たちの会話をよく聞くことも役立ちますね。

 

しかし、困ったことに、書きたいことを選ぶ際、「これを言いたいけど、英語で何というか分からない」場合が出てきます。

<対処法>

  • 試験本番中→書きたいと思っても「単語が分からない」ものは選ばないようにしましょう。
  • 練習の段階辞書を使って、書いてみましょう。

<ポイント>

練習の段階で辞書を用いて作文を書く場合、難しすぎる単語は選ばないようにしましょう。なぜなら、辞書で引いた単語や表現は、本番までに覚えることが前提だからです。調べた労力を無駄にしないようにしましょう。)

<辞書の使い方について> ご参考にしてください。

  • 準2級対策には、電子辞書もおすすめ→リンク
  • オンライン辞書Weblioの使い方→リンク

まとめ

英語で意見を述べるときには、トピックは何であれ、「私が(僕が)言うことには、根拠があります」ということを証明する必要があります。

そのためには、「ステップ①~③の方法で思考を整理しながら」練習していきましょう。

また、「根拠を証明する」ときに、「単に情報を並べただけ」にならないよう、自分の経験に関連した内容が書けるといいですね。

そのほうが、(ミコ先生の感覚では)説得力が10倍くらいあります。

 

「英検の作文書き方」には、まだ他のポイントもありますので、また次の機会に、ご紹介したいと思います!